ブランドの意味と重みについて
ブランドの意味と重みについて
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2007/06/15 (Fri)
「ブランド」「ブランド」と、よく耳にしますが、「ブランド」って、いったい何なんでしょう。 どうしても、ルイ・ヴィトンとかグッチとか、ファッション関連の高級メーカーを思い浮かべますが、きっと基は違う意味だったんでしょうね。 というわけで、「ブランド」という言葉について、少し調べてみました。 すると、やっぱり「ブランド」には別の意味がありました。 「ブランド」は、もともと、自分ちの家畜を他所んちの家畜と区別する為につけた焼印のことだったんですね。 でも、ということは、今わたしたちが使っている「ブランド」という言葉の語源としては、かなり納得できるものですね。 だって、わたしたちのよく知っている「ブランド」も、個々のメーカーの商品を、他のメーカーの商品と区別するためのものですからね。 一般的には、商標法で保護されている商標やマーク、タグなどで、消費者は各メーカーを区別できます。 それは、いわゆる「ブランド」と称されるメーカーでも、そうでないメーカーでも同様です。 それプラス、「ブランド」と言われるメーカーには、同業種の他社と比べて、特別に良質で、特別に個性のある商品を作るという付加価値イメージでの区別があるわけです。 ただ問題なのは、その出来上がった「ブランド」のイメージが先行し過ぎて、消費者が自分の見る目を失ってしまいがちだということです。 もちろん「ブランド」と言われるメーカーは、「ブランド」の誇りをかけて、良い品を作る努力を怠らないはずですが、消費者は、それをしっかりと見守らなければいけません。 また、「ブランド」の称号のないメーカーの中にも、「ブランド」に勝るとも劣らない商品を作り出すメーカーがあるかもしれない。それを自分の目で見つけなければいけない。 それを忘れてしまっては、「ブランド」も形骸化してしまいますよね。 PR
2007/06/15 (Fri)
今、地域ブランドと言われると、真っ先に、東国原宮崎県知事の顔と共に、宮崎地鶏とか完熟マンゴーが思い浮かぶでしょうか。 それも、たしかに地域ブランドの一つだし、決して間違ってはいませんね。 けれど、東国原知事のようにタレント性のある宣伝マン知事を持たない地域は、なかなか地域ブランドをアピールできないようで、そこを何とかしたいものですね。 日経リサーチが昨年に行った調査では、やはり北海道、京都、沖縄といった、すでに観光で有名な地域と、大阪や東京といった大都市の、「地域ブランド知覚指数」が高かったようです。 けれどこれからは、日本全国の地域ブランドが注目されて、地域ブランド全体が活性化していかなければ、日本の経済全体が活性化していきませんよね。 今は、インターネットの時代で、どんなに遠い場所の地域ブランド商品でも、お取り寄せで簡単に手に入れられる環境にあるのだから、この地域ブランド戦略は、戦略というより自然な流れですよね。 だから、地域ブランドを応援するというより、一消費者としても、どんどん地域ブランドを利用していきたいですよね。 ただ、地域ブランドが忘れてはならないことは、地域ブランドも、いわゆるブランドと同様に、他との差別化だけでなく、ブランドの誇りを持っていなくてはならないということです。 地域ブランドは、企業ブランドより、独自性のアピールが容易であるという強みを持っています。 企業ブランドの場合は、一から自分たちの個性をアピールして認知していってもらわなければならなかったはずですが、地域ブランドの場合は、すでにある程度のイメージが人々の間で定着しているわけですから。 でも、だからといって、それに甘えてはいけないし、また売りたいが為に、外から望まれるものを提供するだけの、魂のない地域ブランドとなってしまってはいけないわけです。 地域が持つ資源や資産を再発見、再発掘し、それをどう活かし、どう伝えていくの、それにこだわる地域ブランド戦略でなくてはいけないでしょうね。 リンク
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